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―体験談からわかる、家づくりの楽しさと注意点―
住宅購入は、人生の中でも三本の指に入るほど大きな買い物です。建売住宅やリノベーションなど選択肢はさまざまですが、間取りや動線を一から自分たちで考えられる注文住宅には、やはり特別な魅力があります。
私自身も注文住宅で家を建て、今ではとても満足のいく住まいを手に入れることができました。しかしその過程は決して平坦ではなく、悩んだこと・後悔したこともありました。この記事では、実際の体験談をもとに、注文住宅の楽しさと気をつけたいポイントをご紹介します。
動線が家づくりの“核”になる
間取りを考える上で、真っ先に意識しなければならないのが「動線」です。
動線がうまく定まらないと、家全体の配置がまとまらず、暮らしやすさにも大きく影響してきます。
とはいえ、この動線を考えるのがとても大変でした。
どこを通って、どこへ行くのが効率的か。家族全員がストレスなく生活できるのはどんなレイアウトか。
パートナーと何度も話し合い、「これこそ注文住宅の醍醐味だよね」と励まし合いながら、少しずつ形にしていきました。
玄関からキッチン・リビングまでの動線
私たちが特にこだわったのが、玄関→リビング→キッチンの動線です。
買い物の荷物を持って帰ってきたとき、最短ルートでキッチンまで運べるように、玄関からリビングとキッチンそれぞれへつながる扉を二つ設けました。
重い荷物を抱えて帰宅したときのストレスがぐっと軽減され、実際に住んでみて「これは大正解だった」と感じています。
キッチンからバスルームへ一直線の動線
もう一つ大切にしたのが、キッチン→バスルームの連動性です。
家事の合間にすぐに風呂場へ行けたり、家族が帰宅してすぐ手洗い・入浴へ誘導できたりと、日常の衛生管理もしやすくなりました。
玄関→キッチン→バスルームが一直線につながることで、自然と家の清潔感が保たれるような設計に仕上がり、とても満足しています。
リビング階段と階段下収納の便利さ
リビングから直接階段へ上がる「リビング階段」も採用しました。
家族の出入りが自然と把握できるのでコミュニケーションが取りやすく、最近の注文住宅でも人気が高いスタイルです。
さらに、階段下には収納スペースを設けました。掃除用品や季節物の収納にちょうど良く、デッドスペースが有効活用できた点もよかったポイントです。
2階の間取りと、意外と盲点な“ベランダの向き”
2階は寝室・二つの個室・トイレ・ベランダという構成にしました。
ここで、意外と見落としがちなのが 「ベランダの向き」 です。
建売住宅なら最適な方角に設置されていることが多いですが、注文住宅の場合は自分で決める必要があります。
日当たりを深く考えずに配置してしまうと、洗濯物が乾きにくい…といった不便が生まれてしまいます。
私自身も住み始めてから、
「外に張り出すタイプのベランダにすればよかった」
と少し後悔しました。実際に暮らして初めて気づくことも多いのが注文住宅の難しさでもあります。
それでも“家族で考えた家”には大きな価値がある
注文住宅は、自由度が高い分だけ決めることも多く、悩む場面もあります。
「もっとこうすればよかった」と思う箇所が出てくるのも、正直なところです。
しかし、それ以上に 自分たちでつくり上げた家には強い愛着が湧く ものです。
一つひとつ家族で話し合いながら決めたことで、より大切な空間になったと感じています。