
注文住宅の動線設計を後回しにすると、毎日の家事や生活に支障をきたすことも。実体験をもとに、生活がグッとラクになる動線づくりのヒントをご紹介します。
家事動線の良し悪しで、暮らしの質が変わる
朝の5分が変わるだけで、1日がスムーズに
注文住宅の間取りを考えるとき、私が最もこだわったのは「家事動線」でした。というのも、以前住んでいた賃貸住宅では、洗濯機が玄関近く、洗濯物を干す場所は2階のバルコニーという非効率な配置で、毎日ストレスを感じていたからです。
新居ではこの経験をもとに、キッチン→洗面所→洗濯機→室内干しスペース→収納という流れをワンフロアに集約。特に朝の時間帯、子どもの支度や朝食の準備と並行して洗濯物を干せる動線が確保されていると、5分、10分の時短が可能に。こうした“目に見えない効率”こそ、動線設計の醍醐味だと思います。
生活スタイルに合った動線設計を意識する
動線=家族の動きのクセを観察することから
動線設計といっても難しいことではなく、日々の生活の流れをそのまま間取りに落とし込むイメージが近いかもしれません。
たとえば、我が家は子どもが小さいので、帰宅後の「手洗い→荷物を置く→着替え」の流れを考えて、玄関近くに洗面所と収納スペースを配置。結果的に「片づけなさい!」の声かけが減り、自然と家が散らかりにくくなりました。
また、リビングからキッチンが丸見えにならないように、壁を一部立てて回遊動線に。料理中でもリビングの様子が分かりつつ、急な来客時にキッチンを見せない工夫もしています。
家族全員が快適に過ごせる動線とは?
リビング中心の間取りで、自然と集まる家に
我が家ではリビングを家の中央に配置し、そこから子ども部屋、寝室、水まわりへアクセスできる構成にしました。こうすることで、必ずリビングを通って各部屋に行く動線が生まれ、家族の顔を合わせる時間が自然と増えた気がします。
特に印象に残っているのは、リビングの一角にスタディスペースを設けたこと。子どもが勉強している姿を見ながら家事ができたり、宿題の質問にもすぐ対応できたりして、家族のコミュニケーションが増えたと感じています。
バス・トイレ動線も意外と重要
寝室からのアクセスや、同時利用を想定して
動線で見落としがちなのが、トイレやバスルームまわりの配置です。朝の忙しい時間帯、家族が同時に使うことを考慮して、我が家ではトイレを2つ設け、寝室近くにも水まわりを配置しました。
設計段階で「朝の動きを再現」してみたことで、実際の生活がとてもスムーズになり、特に平日のストレスが激減。これも動線を丁寧に考えた成果だと思います。
まとめ:動線設計は「暮らしやすさ」を左右する鍵
注文住宅の魅力は、生活スタイルに合わせた設計ができる自由度にあります。その中でも「動線」は、実際の暮らしに直結する重要な要素。料理や洗濯、子育て、移動のしやすさなど、毎日の積み重ねを快適にするために、動線設計にはしっかり時間をかけることをおすすめします。
私も当初は「そこまで考えなくても…」と思っていましたが、営業さんとの打ち合わせで生活動線の重要性に気づけたのは本当に良かったです。プロの視点を取り入れることで、見落としていたポイントに気づけるのは大きなメリットです。
窓、床、寝室、和室、、、いろいろなブログを参考にしてきました。
